住まいの相談で、ある方から片道2時間半の通勤をしていると聞いたことがあります。以前の記事でも取り上げた話です。短い通勤で戻ってくる時間に何をしたいかを考えると、体を動かすことや、家族と朝ごはんを食べることが候補に挙がりました。その話は、暮らしの手入れには、時間の置き場所も必要なのだと考えるきっかけになります。

スキンケアや食事に関心があっても、予定が詰まっていれば後回しになりやすいものです。何を買うかに目を向ける前に、それを日々の生活のどこに置くか。今回は、長く続けたい暮らしのために、自分を手入れする時間をどう確保するかを考えます。

手入れの時間も、予定の一つにする

仕事の打ち合わせには開始時刻を決めるのに、自分のことは時間が余ったら、となっていないでしょうか。予定表を見直すとき、私は仕事の量だけでなく、食事や休む時間を置けるかも考えたいと思っています。

大きな空き時間をつくるのが難しければ、短い時間をどこに入れられるかから考えられます。朝の支度に手入れの時間を含める。夕食の前に買い物を済ませる時間を見込む。休日の予定を決めるとき、何も入れない時間を残す。どれも、暮らし方を選ぶための具体的な工夫です。

時間が足りない理由を意志の弱さだけで説明すると、予定の組み方を変える余地が見えなくなります。通勤や移動、引き受ける仕事の量も含め、生活全体を眺めることに意味があると思います。

外側のケアから、毎日の過ごし方へ

スキンケアは、自分の肌の状態に目を向ける機会にもなります。見た目を整えることをきっかけに、日々の過ごし方へ関心が広がってもいい。私がライフスタイルを考えるときにも、外見の話だけで終えず、食事や休息にどんな時間を使っているかを一緒に見たいと考えています。

ここでいう内側のケアは、特定の商品や成分の話ではありません。日々の食事、休む時間、自分の状態を気にかけることまで含めた、暮らしへの目の向け方です。誰かと同じ道具や習慣をそろえることを、目標にしなくてもいいと思います。

続けられるかを考えるなら、お金だけでなく、準備にかかる時間や負担も見ておきたいところです。気になった方法を生活に取り入れる前に、今の予定で無理なく続くかを確かめる。合わなければ見直す。手入れを増やすことそのものが負担になるなら、減らす選択もあります。

自分を手入れする時間を持つことと、商品を使えば健康に長く活動できると考えることは別です。この文章は、化粧品やサプリメントの健康効果を勧めるものではありません。私は、忙しさの中でも自分の生活を考える時間を残したいのです。

長く続けたいことから、今の予定を見る

私はITインフラエンジニアとして15年働いた後、独立し、2022年11月に合同会社ryuproを設立しました。今はイベントやコミュニティの場をつくり、キャリアや暮らしの相談にも関わっています。これからも人と会い、話を聞き、一緒に考える仕事を続けたいと思っています。

そのために、予定を入れるときの視点も広げたいです。今週できるかに加えて、同じペースをこの先も続けたいか。仕事の準備をするように、食事や手入れに使う時間も予定に入れる。以前の仕事で学んだ、続けられる状態を先に考える姿勢を、暮らしにも持っていきたいと思います。

やりたいことを長く続けるために、今週の予定から一つ見直すなら何でしょう。手入れの時間を足すことでも、移動を減らすことでも構いません。自分に合う過ごし方を考える入口は、身近なところにあります。

働き方や住まいも含め、生活の時間配分を整理したい方は、ryuproにお問い合わせください。どこを変えるかが決まっていなくても、今の暮らしと、これから大切にしたい時間を一緒に考えます。